リアルタイムPCR用細胞溶解&cDNA合成キット(培養細胞用)

SuperPrep® II Cell Lysis & RT Kit for qPCR

TOYOBO

価格表

SuperPrep® II Cell Lysis & RT Kit for qPCR

Code No. 包装 価格(税別) キャンペーン
価格(税別)
保存温度 説明書
仕様書
SDS 法規制
SCQ-401 100回用 ¥84,000 ¥50,400 -20℃ なし
SCQ-401X5 100回用×5 ¥360,000 -20℃ なし

SuperPrep® II Cell Lysis Kit for qPCR

Code No. 包装 価格(税別) 保存温度 説明書
仕様書
SDS 法規制
SCQ-501 100回用 ¥43,000 -20℃ なし

SuperPrep® II/THUNDERBIRD® Probe qPCR Set

Code No. 包装 価格(税別) キャンペーン
価格(税別)
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仕様書
SDS 法規制
SCQ401/QPS101 SCQ-401とQPS-101のセット ¥107,500 ¥64,500 -20℃ なし

SuperPrep® II/THUNDERBIRD® Next Probe qPCR Set

Code No. 包装 価格(税別) キャンペーン
価格(税別)
保存温度 説明書
仕様書
SDS 法規制
SCQ401/QPX101 SCQ-401とQPX-101のセット ¥107,500 ¥64,500 -20℃ なし

SuperPrep® II /KOD SYBR™ qPCR Set

Code No. 包装 価格(税別) キャンペーン
価格(税別)
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仕様書
SDS 法規制
SCQ401/QKD201 SCQ-401とQKD-201のセット ¥110,000 ¥66,000 -20℃ なし

SuperPrep® II/THUNDERBIRD® Next SYBR™ qPCR Set

Code No. 包装 価格(税別) キャンペーン
価格(税別)
保存温度 説明書
仕様書
SDS 法規制
SCQ401/QPX201 SCQ-401とQPX-201のセット ¥107,500 ¥64,500 -20℃ なし

用途

●リアルタイムPCR用のcDNA合成

説明

SuperPrep® II Cell Lysis & RT Kit for qPCR [Code No. SCQ-401] は、リアルタイムPCRによる遺伝子発現解析のための細胞溶解試薬(Lysis Reagents)と逆転写反応試薬(RT Reagents) からなるキットです。96ウェルプレート等で培養した細胞から、逆転写反応の鋳型として利用可能なRNA を含む細胞ライセートを簡便に調製することができます。さらに、本キットに含まれる逆転写反応試薬は、この細胞ライセートからの逆転写反応に最適化されています。
前バージョンでは Lysis Solution の後に Stop Solution を添加する必要がありましたが SuperPrep® II では Lysis Solution での処理の後に、そのまま cDNA 合成ステップに移行することができます。また、より幅広い哺乳類細胞から高感度検出が可能になりました。本キットにより、簡便、迅速に培養細胞からリアルタイム PCR 用の鋳型 cDNA の合成が可能です。
弊社THUNDERBIRD® Probe qPCR Mix [Code No. QPS-101] 、KOD SYBR™ qPCR Mix [Code No. QKD-201] 等と組み合わせて用いることによって、培養細胞から簡便かつ高精度の遺伝子発現解析が可能であることを確認しています。
SuperPrep®ⅡCell Lysis Kit for qPCR [Code No. SCQ-501] は、細胞溶解試薬 (Lysis Reagents) の別売品です。弊社の RNA-direct ® Realtime PCR Master Mix [Code No. QRT-101, QRT-201], THUNDERBIRD® Probe One-step qRT-PCR Kit [Code No. QRZ-101]等の1-step リアルタイムPCR 試薬を用いる解析(簡易測定)にもご使用になれます。


特長

●RNA精製不要
培養細胞から逆転写反応の鋳型として利用可能なRNA を含む細胞ライセートを簡便に調製することができます。Lysis Solution で処理したライセートを鋳型として、そのまま逆転写反応を行うことができるため、解析時間を大幅に短縮することが可能です。


●ライセートから高品質なcDNAを合成
最適化されたバッファー組成により、RNase等の細胞成分によるRNAの分解を効果的に抑えます(調製したライセート中のRNAは氷上で6時間安定です)。また、gDNA Remover (DNaseⅠ)処理後にcDNA合成を行うことから、ゲノムDNAのコンタミの少ない高品質なcDNAを合成することができます。
逆転写試薬は弊社の高効率逆転写酵素「ReverTra Ace®」をもとに最適化されたマスターミックス※となっており、簡便・高効率にcDNA合成を行うことができます。合成したcDNAは長期保存可能です。
※マスターミックスにはランダムプライマーとOligo dTプライマーが最適比率で混合されています。


●幅広い哺乳類細胞を用いることが可能
SuperPrep® II では、細胞の溶解性を向上させると共にRNase の影響を低減することで、前バージョンに比べてより幅広い種類の細胞を用いるアッセイに使用可能です。下表の代表的な細胞について適用できることを確認しています。

●ハイスループット解析のバラツキ低減
プロトコールから少量の分注工程や希釈工程を減らすことで、ハイスループット解析におけるバラツキを低減しました。また、細胞溶解時のピペッティング操作を無くし、gDNA Remover 処理を並行して行うことで操作性を向上させました。反応停止液の添加や、RNAを不安定化する加熱工程などは不要です。


●さまざまなqPCR試薬と組み合わせて使用可能
さまざまなリアルタイムPCR試薬(SYBR™ GreenⅠ、TaqMan®アッセイ両方に対応可能)と組み合わせて使用可能です。

実施例

1.精製RNA と細胞ライセートでのCt の相関の検証

SuperPrep® II Cell Lysis & RT Kit for qPCR  を用いて、HUVEC (ヒト臍帯静脈内皮細胞) 2.5x104 cells から細胞ライセートを調製した後、cDNA 合成(40μL 反応系) を行いました。また同時に、HUVEC から抽出したTotal RNA66.6ng からReverTra Ace® qPCR RT Master Mix [Code No. FSQ-201] を用いてcDNA合成(40μL 反応系) を行いました。それぞれのcDNA を鋳型にTHUNDERBIRD® SYBR™ qPCR Mix [Code No. QPS-201]を用いて15 種類のHouse Keeping Gene についてリアルタイムPCR 解析を行い比較しました。
その結果、今回解析した15 種類の遺伝子において、精製RNA と細胞ライセートを用いた解析に良好な相関が認められました。

2.細胞ライセートの氷上安定性の確認

SuperPrep® II Cell Lysis & RT Kit for qPCR を用いて、HeLa S3 細胞4x104 cells から細胞ライセートを調製し、氷上に移した後、0 ~ 6 時間後に細胞ライセートをサンプリングし、すぐにcDNA 合成を行いました。同様に弊社従来品(SuperPrep®) [Code No. SCQ-101]及びA社試薬を用いて細胞ライセートを調製し、同様にサンプリングして、cDNA 合成を行いました。このcDNA を鋳型にTHUNDERBIRD® Probe qPCR Mix [Code No. QPS-101] を用いて、GAPDH 遺伝子の発現量をリアルタイムPCR を行って解析しました。
その結果、HeLa S3 細胞において氷上に6 時間放置しても顕著なCt 値の遅れは認められませんでした。


実施例3 : バラツキを考慮したアッセイ精度の評価

実施例4 : 種々のqPCR 試薬との組み合わせによる性能比較

参考文献

<製品使用文献>
K. Katsuya et al. Biochem. Biophys. Res. Commun., 509: 700-706 (2019)
https://doi.org/10.1016/j.bbrc.2018.12.164


製品内容
【SCQ-401】  
(Lysis Reagents)  
Lysis Solution   6.5mL×1本
gDNA Remover 33μL×1本
RNase Inhibitor  110μL×1本
(RT Reagents)  
5×RT Master Mix 860μL×1本
5×RT Master Mix no-RT control   86μL×1本
Nuclease free Water  1,700μL×2本

【SCQ-501】  
Lysis Solution  6.5mL×1本
gDNA Remover 33μL×1本
RNase Inhibitor 110μL×1本
基本反応条件

<Lysateの調製>
以下の割合(1反応分)でLysis Solutionに
RNase Inhibitor と gDNA Removerを添加
  Lysis Solution           58.7μL
  RNase Inhibotor            1μL
  gDNA Remover          0.3μL
         ↓
細胞が入った各ウェルにLysis Solution 
(RNase Inhibitor 及び gDNA Remover含有)
 60μL添加
         ↓
30sec.振とう後室温で4min.30sec.
インキュベート
         ↓
氷上

<逆転写(RT)反応>
以下の割合(1反応分)でRTマスターミックスを氷上で調製。
  5x RT Master Mix         8μL
  Nuclease-free Water   24μL
         ↓
32μLずつ分注
         ↓
ライセートを8μL添加
         ↓
37℃,15min.
50℃, 5min.
98℃, 5min.

ワンポイントアドバイス

FAQはこちら →

   トラブルシューティングは
こちら

English Page

※ 法規制について
毒: 毒物及び劇物取締法[医薬用外毒物]
国: 国民保護法[毒素]
劇: 毒物及び劇物取締法[医薬用外劇物]
組: カルタヘナ法(遺伝子組換え生物等の使用等の規制による
危: 消防法[危険物]
   生物の多様性の確保に関する法律)
P: PRTR法(化学物質排出把握管理促進法)[届け出義務物質]
申: ご購入時に申込書の提出が必要な製品
労: 労働安全衛生法[通知または表示義務物質]
なし: 上記法令や申込書の提出に該当しない製品

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