高効率1-step qRT-PCR Master Mix

THUNDERBIRD® Next Probe One-step qRT-PCR 4×Mix (Lyo-Ready Mix)

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TOYOBO

価格表

Code No. 包装 価格(税別) キャンペーン
価格(税別)
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仕様書
SDS 法規制
QRX-101 250回用/20μL反応 ¥36,000 ¥21,600 -20℃ なし

キャリーオーバーコンタミネーション防止試薬とのセット品

品名 Code No. 包装 価格(税別) キャンペーン
価格(税別)
保存温度 説明書
仕様書
SDS 法規制
THUNDERBIRD Next Probe One-step qRT-PCR / UNG Set
QRX101/UNG101 QRX-101とUNG-101のセット ¥46,000 ¥27,600 -20℃ なし

用途

●リアルタイムRT-PCR

説明

THUNDERBIRD® Next Probe One-step qRT-PCR 4×Mixは、高効率逆転写酵素ReverTra Ace®と高効率PCR酵素 TTx DNA Polymeraseを用いた2酵素系によるワンステップリアルタイムRT-PCR用キットです。主にTaqMan®アッセイ法を用いるリアルタイムPCRに用いることができます。

本製品は逆転写酵素とPCR酵素および反応Bufferが一液化されており、簡便な操作で反応液調製が可能です。また、逆転写反応とPCRを同一の反応系で連続的に行うため、試薬の分注操作が1回で済み、ハイスループット化に適しています。サンプル間のクロスコンタミネーションの危険性も低減することが可能です。

また、高効率な酵素を採用しており、迅速かつ高感度な反応を可能にします。生体由来成分などPCRを阻害する夾雑物存在下での効率的な増幅、複数遺伝子を同時に検出するマルチプレックス反応にも対応しています。

さらに、本製品は、グリセロールを含まない形で賦形剤が含まれており、凍結乾燥することが可能です。凍結乾燥後は室温で安定に保存でき、保冷剤などを必要とせず輸送することが可能です。また、鋳型を含むサンプルや水を加えるだけで、すぐにリアルタイムPCR反応可能です。凍結乾燥することで性能に影響しないことを確認しております。

特長

● 迅速・高感度
プローブを用いる1-step qRT-PCR法により、微量なRNAを迅速・高感度に定量でき、RNAウイルスや発現量の少ないmRNAの定量に利用可能。「伸長時間10秒の高速サイクル」でも「伸長時間45秒のサイクル」と同程度で効率的な増幅が可能であることを確認しています。

● 簡便な操作
逆転写酵素、DNA Polymerase、反応バッファー、dNTPが一液化されており、コンタミネーションやピペッティングエラーのリスクも抑えられます。

● 高い夾雑物耐性
夾雑物に耐性のある高効率な酵素を採用し、生体由来成分などのPCRを阻害する夾雑物存在下でも効率的な増幅が実施できます。

● dUTPを使用
dUTP含有のため、Uracil-N-Glycosylase(UNG)* を添加することで、キャリーオーバーコンタミネーションによる偽陽性を防止できます。*UNGは本製品中には含まれていませんので、別売りのUracil-DNA Glycosylase (UNG), Heat-labile [Code No. UNG-101]またはセット品 [Code No. QRX101/UNG101]をご利用ください。

● 複数のターゲットを同時に検出可能
検出波長の異なるTaqMan® probeを使用することで、複数のターゲットを同時に検出できるため、同一反応内でコントロール遺伝子と標的遺伝子を検出することができ、迅速、簡便に正確性の高い遺伝子定量が可能です。

● 凍結乾燥試薬を調製可能
凍結乾燥を妨げるグリセロールを含まず、凍結乾燥用の賦形剤を含有。凍結乾燥後に再度水和した際、性能に影響しないことを確認しています。

● 高速ホットスタート
抗DNAポリメラーゼ抗体を用いたホットスタートシステムを採用。非特異反応の抑制に強力な効果を示し、また、加熱によって速やかに抗体が失活するため、酵素の再活性化も迅速であり、酵素への高温によるダメージを最小限に抑えることができます。


実施例

1. 検出感度比較

TaqMan®probe を⽤いて、ムンプスウイルスRNAの検出感度・定量性を他社製品と⽐較しました。解析には Applied Biosystems® StepOnePlus™ を⽤いました。
結果、本製品でのみ、10コピー以下のRNAを検出することができ、幅広いダイナミックレンジで定量を⾏うことが可能でした。本キットは、RNAウイルスの検出や発現量の少ないmRNAの検出・定量に有効です。
 

2. 伸長10秒の高速サイクルでのRNA検出比較

インフルエンザウイルスRNAの検出を「伸⻑時間45秒の通常サイクル」および「伸⻑時間10秒の⾼速サイクル」で⾏いました。解析には Applied Biosystems®StepOnePlus™ を⽤いました。 その結果、伸⻑時間10秒の⾼速サイクルでも効率的な増幅が可能でした。StepOnePlus™ を⽤いました。
その結果、伸⻑時間10秒の⾼速サイクルでも効率的な増幅が可能でした。


normal cycle fast cycle
50 ℃ 10 min 50 ℃ 10 min
95 ℃   1 min 95 ℃ 30 sec
95 ℃ 15 sec 95 ℃   5 sec
55 ℃ 45 sec ×45 cycles 55 ℃ 10 sec ×45 cycles


  normal cycle fast cycle
PCR efficiency 93.3% 90.2%
R -0.998 0.998



実施例3 : さまざまなウイルスの検出感度の比較
実施例4 : 夾雑物耐性評価
実施例5 : マルチプレックス性能評価
実施例6 : キャリーオーバーによる偽陽性防止
実施例7 : 凍結乾燥前後での性能比較

製品内容
THUNDERBIRD Next Probe
One-step qRT-PCR 4×Mix

1.25mL×1本

50×ROX reference dye* 100μL×1本

(50μL反応で100回用、20μL反応で250回用となります)
* ROX 溶液が別添付となっており、さまざまなリアルタイムPCR 測定機器に対応可能です。 

基本反応条件

RNase free water        XμL
THUNDERBIRD Next Probe
One-step qRT-PCR 4×Mix     12.5μL
Forward Primer        25pmol
Reverse Primer        25pmol
TaqMan® probe    10pmol
50×ROX Reference dye*1  1/0.1μL
(Uracil-N-Glycosylase  1unit*2)
RNA溶液            YμL       
Total Volume   50μL

*1 50× ROX reference dyeは、Applied Biosystems®機器など、ウェル間の蛍光強度および分注誤差補正のためにパッシブリファレンスを用いる機器での反応の際に添加してください。また、補正を行わない機器では添加する必要はありません。→各機種におけるROX添加量をご参照ください。

*2 UNG処理を実施する場合は、弊社のUracil-DNA Glycosylase (UNG), Heat-labile [Code No. UNG-101]のような熱感受性(heat-labile)UNGをご使用ください。


    時間
ステップ 温度 通常 高速
逆転写反応 50℃ 10分 10分
初期変性 95℃   1分 30秒
PCR 変性 95℃ 15秒   5秒
(40-45 伸長 60℃ 45秒 10秒
cycles*3) (アニーリング)

*3 サイクル数は40サイクルで実施し、増幅が不十分な場合は45サイクルまで上げてください。UNG処理を行う場合は、逆転写反応の前に、UNG反応のステップを設定してください。上記には一般的な温度条件および反応時間を示しましたが、各社の推奨条件に従って調整してください。

ワンポイントアドバイス

プライマーのTm値の計算は、最近接塩基対法(Nearest Neighbor method)を用いております。プライマーのTm値計算表(EXCEL)は、こちらからダウンロードいただけます。イノシンを含むプライマーのTm値はこの方法では計算できません。

※ 法規制について
毒: 毒物及び劇物取締法[医薬用外毒物]
国: 国民保護法[毒素]
劇: 毒物及び劇物取締法[医薬用外劇物]
組: カルタヘナ法(遺伝子組換え生物等の使用等の規制による
危: 消防法[危険物]
   生物の多様性の確保に関する法律)
P: PRTR法(化学物質排出把握管理促進法)[届け出義務物質]
申: ご購入時に申込書の提出が必要な製品
労: 労働安全衛生法[通知または表示義務物質]
なし: 上記法令や申込書の提出に該当しない製品

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