実施例
KOD FX 実施例8 GCリッチ ターゲットの増幅
KOD FXでは、他社GCリッチ対応PCR試薬が増幅できないターゲットでも増幅できる場合があります。
I. ヒト TGF-β2.3kb(GC含量約70%)
ヒト TGF-β2.3kb(GC含量約70%)をターゲットとして、KOD FX、KOD-Plus-および他社試薬を用いて下方の条件で増幅し、比較しました。他社酵素のPCR条件は各社推奨条件で行いました。
その結果、KOD FXおよび5%DMSOを添加したKOD-Plus-を用いた場合のみ、はっきりとした増幅が認められました。
II. ヒトIGF2R遺伝子[NM_000876] 8.9kb(GC含量約90%の領域を含むmRNA)
ヒト IGF2R遺伝子[NM_000876] 8.9kb(GC含量約90%の領域を含む)をターゲットとして、KOD FX、及び他社試薬を用いて下方の条件で増幅し、比較しました。鋳型はヒトゲノムDNA10ng、プライマー15pmoles、KOD FX 1Uを用いて、2ステップサイクルにて30サイクル行いました。他社酵素のPCR条件は各社推奨条件で行いました。
その結果、他社PCR酵素に比べて、KOD FXでは明らかに強い増幅を確認することができました。
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