高効率ハイブリダイゼーション溶液
PerfectHyb® Hybridization Solution
TOYOBO
価格表
用途
●サザン、ノーザンブロット解析
説明
特長
●高感度
ハイブリダイゼーション促進剤を含有しており強いシグナルが得られるため、低発現遺伝子の検出に有効です。
●幅広い用途に最適化
サザン及びノーザンブロット解析に使用できます。Non-RI解析用としても至適化されています。
●迅速
通常のハイブリダイゼーションは1~2時間で完了します。
●簡便
常温での結晶の析出がなく、粘性も低いため、ハンドリングが容易です。
Salmon sperm DNAなどの添加も不要です。
実施例
1. PerfectHyb(R)を用いたNorthern Blot例
HeLa細胞由来のTotal RNA 5μgを使用して、50%ホルムアミドを含むアガロースゲルにて電気泳動を行い、メンブレンに転写を行いました。プローブはTransferrin Receptor遺伝子を鋳型として、ランダムプライミング法にて[32P]dCTPによるインターナルラベルのプローブを作製し、MagExtractorTM -PCR & Gel Clean up- [Code No. NPK-601]により精製し、用いました。 PerfectHyb® 、他社ハイブリダイゼーション溶液及び通常法(Molecular Cloning 7.52参照)を用いた結果を左に示します。結果より、PerfectHyb® は他社品と比べ感度良く検出することがわかりました。
2. PerfectHyb(R)を用いたSouthern Blot例
参考文献
1)A. C. Mistry et al., Biochem. J., 360: 107-115(2001)
- 製品内容
PerfectHyb® Hybridization Solution 250mL×1本
- 注意事項
低温で保管した場合、液中に析出物が生じる場合があります。その場合37℃程度に加温し溶解します。
- 基本反応条件
<DNA/RNAプローブ>
10×10cmのメンブレンに対して>5mLのPerfectHyb®を添加
68℃、20min.
↓
10×10cmのメンブレンに対して>5mLのPerfectHyb®(前もって68℃に加温)にプローブを混和し、先程の液と交換
68℃、1hr.~overnight
↓
あらかじめ68℃に加温しておいた1次洗浄液で5min. 2回洗浄
↓
あらかじめ68℃に加温しておいた2次洗浄液で15min. 2回洗浄
↓
検出
<オリゴプローブ>
10×10cmのメンブレンに対して5mL以上のPerfectHyb®を添加
至適温度*にて、20min.
↓
10×10cmのメンブレンに対して5mL
以上のPerfectHyb®(前もって至適温度*に加温)にプローブを混和し、先程の液と交換
至適温度*にて、1~2hr.
↓
あらかじめ至適温度*に加温しておいた1次洗浄液で5min. 2回洗浄
↓
あらかじめ至適温度*に加温しておいた2次洗浄液で10min. 2回洗浄
↓
検出
*至適温度はプローブのTm値-10℃です。
- ワンポイントアドバイス
●mRNAブロットメンブレンへの使用
プレブロットメンブレンの解析には、バックグラウンド等を考慮してRIラベルのcDNAプローブあるいはオリゴプローブの使用をお勧めします。
●ハイブリダイゼーションの時間について
通常のハイブリダイゼーションは1~2時間で完了します。発現量の低いmRNAの検出の場合、overnightでの反応により感度を向上させることができます。
- ※ 法規制について
- 毒: 毒物及び劇物取締法[医薬用外毒物]
- 国: 国民保護法[毒素]
- 劇: 毒物及び劇物取締法[医薬用外劇物]
- 組: カルタヘナ法(遺伝子組換え生物等の使用等の規制による
- 危: 消防法[危険物]
- 生物の多様性の確保に関する法律)
- P: PRTR法(化学物質排出把握管理促進法)[届け出義務物質]
- 申: ご購入時に申込書の提出が必要な製品
- 労: 労働安全衛生法[通知または表示義務物質]
- なし: 上記法令や申込書の提出に該当しない製品