課題解決事例
A株式会社 バイオテクノロジー研究所
RNA発現解析をしたいサンプル数の増加でPCR装置と研究員の稼働が限界に…
高額なPCR装置を追加購入せずに、実験の時間短縮を実現した方法とは?
解決
解決のポイント
・「THUNDERBIRD® Next SYBR® qPCR Mix」なら増幅時間の短縮が可能であり、90分程度かかるPCRの時間を平均約20%短縮することができた
・高額なPCR装置を追加購入しなくても、試薬を替えることで希望の実験回数をこなせるようになった
・研究員の安全にも十分に配慮しながら日々の研究活動を実施することが可能になった
通常90分程度かかっていたPCRの時間を、平均約20%短縮
あるとき情報収集を進めていた研究員の一人が、東洋紡の高効率リアルタイムPCR用マスターミックス「THUNDERBIRD® Next SYBR® qPCR Mix」の評判を聞きつけました。調べてみると「THUNDERBIRD® Next SYBR® qPCR Mix」は、通常のサイクルに加え、高速PCRのサイクルにも対応しており、増幅時間短縮が見込めることがわかります。
「Passive reference dyeをあらかじめ含有しているため、試薬調製も容易でした。高速PCRサイクルにした場合、PCRの増幅効率が低下することがありますが、本製品ではPCR効率が通常サイクルと変わらず増幅が可能だと聞き、興味を惹かれました」(A氏)
これまでA株式会社で使用していた試薬と比較したところコスト的に大きく変わらなかったので、研究員は早速「THUNDERBIRD® Next SYBR® qPCR Mix」を用いてRNAの発現解析を開始することにします。実験の結果、通常90分程度かかっていたPCRの時間を平均約20%短縮できることがわかりました。
「実験時間を短縮できることに加え、高額なPCR装置を追加購入しなくても、試薬を替えることで希望の実験回数をこなせるようになったのは驚きました」(A氏)/p>
現在、A株式会社では「THUNDERBIRD® Next SYBR® qPCR Mix」を継続的に使用して、実験の精度向上や効率化を図るとともに、研究員の安全にも十分に配慮しながら日々の研究活動を実施しています。
*SYBR® はThermo Fisher Scientific 社の登録商標です。
*THUNDERBIRD® は東洋紡株式会社の登録商標です。