開発秘話インタビュー (QuantAccuracy)

開発者インタビューの第2回は、QuantAccuracy®, RT-RamDA® cDNA Synthesis Kit(以下、QuantAccuracy®)の開発者さんをお招きしました。
QuantAccuracy® は微量/シングルセルのtotal RNAからリアルタイムPCR用にcDNAが調製可能な製品です。
QuantAccuracy® 発売の裏にはどのような背景や思いがあったのでしょうか。


Q. QuantAccuracy® の開発に至った経緯を教えてください。
A. 2019年に発売したRT-RamDA® cDNA Synthesis Kit[Code No.RMD-201]を改良し、リアルタイムPCR用に仕様を最適化する目的で
  開発に着手しました。
  入社1年目で担当したのですが、最先端の技術であるRT-RamDA®法を使った開発ができるということで、ワクワクしていました。

Q. 開発時に苦労した点はありますか?
A. 増幅率を維持しつつ、インプット量を増やすのが難題でした。
  あまり詳しくは言えないのですが、少しでも良い製品になるようにすごく頑張りました。

Q. 発売からおよそ1年が経ち、多くの大学や企業で新規採用が進んでいます。今後、本製品が活用されていくことを期待している
  場面(分野)はありますか。
A. シングルセルからの解析はもちろんですが、微量なサンプルからでも高精度なリアルタイムPCR解析ができる製品ですので、
  失敗できない実験で活用していただきたいです。

Q. 研究で行き詰った際に心がけていることを教えてください。
A. とにかく思いつくだけやってみて、それでもダメなら一旦諦めます。
  ですので、あまり行き詰ったと感じたことはないかもしれないです。あとは文献をたくさん調べます。


悩むよりもとにかくやってみることが大事ということですね。ご回答ありがとうございました!


<今回インタビューした製品はこちら
QuantAccuracy®, RT-RamDA® cDNA Synthesis Kit

* RT-RamDA® は国立研究開発法人理化学研究所の登録商標です。

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