開発秘話インタビュー (KOD One PCR Master Mix)

Q. 開発時からこの製品が売れるという確信はありましたか。
A. ありました。
  教科書では1kbの増幅が1minと習っていたのに対し、5secでも十分な増幅が可能で、時代を変えられるような画期的な製品ができたと感じています。
  クルードにも強く、KOD -Plus-、KOD FXの性能を両方持ち合わせているところも、すごい製品ができたと思っています。

Q. 開発時に苦労した点はありますか?
A. 特にないです。
  伸長アクセラレーターを見つけた時点で、すごい性能が出ており、スムーズに開発ができました。

Q. KOD Oneという名前の由来について教えてください。
A. KODという酵素名は、鹿児島県小宝島の硫気孔から現立命館大学今中教授らにより単離された超好熱始原菌Thermococcus kodakarensis
  (サーモコッカス・コダカラエンシス) KOD 1株からきています。
  すでにKODシリーズがいくつかあった中で、「Firstチョイスで使ってほしい。また1秒の伸長でも増幅できる!」というところでKOD Oneとしました。
  すごく早いというところと海外でも売れてほしいというところで、本当はKOD Ninjaにしたかったです。

Q. 最後に、メルマガの読者には企業での研究開発を目指している学生もいると思います。そんな方に向けてアドバイスをお願いします。
A. 研究開発、自分の好きなことをできるという点で非常に面白いです。
  是非、東洋紡製品を使って、面白い実験をどんどん実施してください。


<今回インタビューした製品はこちら
KOD One® PCR Master Mixシリーズ

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小宝島周辺 小宝島全景
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成(1978年)













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