製品別FAQ

【THUNDERBIRD Next Probe One-step qRT-PCR 4×Mix】

従来品のTHUNDERBIRD Probe One-step qRT-PCR Kit とはどこが違うのですか?

どちらも 2 酵素系によるワンステップリアルタイムRT-PCR 用キットですが、本製品は、逆転写酵素とPCR酵素および反応Bufferが一液化されており、簡便な操作で反応液調製が可能です。
さらに、本製品にはグリセロールを含まない形で賦形剤が含まれており、凍結乾燥することが可能です。

反応に dUTP を使用してますか?

本製品にはdUTP が含まれています。Uracil-N-Glycosylase(UNG)を添加することで、キャリーオーバーコンタミネーションによる偽陽性を防止することができます。

Uracil-N-Glycosylase(UNG)は添付されていますか?

本製品には添付されておりません。別売のUracil-DNA Glycosylase(UNG),Heat-labile[Code No. UNG-101]を使用してください。セット品の THUNDERBIRD Next Probe One-step qRT-PCR / UNG Set [Code No. QRX101/UNG101] も販売しております。

鋳型RNAはどのようなものが使用できますか?

Total RNA、poly(A)+ RNA(mRNA)、ウイルスRNAなどの各種RNA を用いることができます。

プライマーはどのようなものが使用できますか?

PCR のリバースプライマーが逆転写用のプライマーとしても働きますのでランダムプライマーや Oligo dT プライマーなどを準備する必要はありません。可能であればHPLC 精製、少なくともカートリッジ(OPC)精製以上の精製グレードのプライマーをご使用ください。

どのような純度のTaqMan®probe が使用できますか?

残存した未結合の蛍光色素が増幅の検出に対して阻害的に作用することがありますので、可能であれば HPLC 精製以上の精製グレードのものを使用してください。

感度を上げるにはどのようにしたらいですか?

サイクル数を40から45に上げます。

PCR効率を改善するにはどのようにすればよいですか?

1) 伸長(アニーリング)温度を下げ、伸長(アニーリング)時間を延長します。
    プライマーダイマーなどの非特異増幅が生じ、PCR 効率が低下している場合は伸長(アニーリング) 温度を上げます。
   
2) TaqMan® probe 濃度を0.2μMで固定し、プライマー濃度を、0.5~0.8μMを目安に上げます。改善しない場合は、TaqMan®
     probe 濃度を、0.2~0.4μM を目安に上げます。
    プライマーダイマーなどの非特異増幅が生じる場合、TaqMan® probe 濃度を 0.2μM で固定し、プライマー濃度を、0.2~
    0.5μM を目安に下げます。

凍結乾燥後の試薬の保存で注意する点は何ですか?

吸湿しやすいため、乾燥剤存在下にて保存してください。

凍結乾燥品はどのように使用すればよいですか?

乾燥ケークを鋳型 DNA や RNA を含む 20 μL の溶液で溶解し、十分混合してからサーマルサイクラーにセットします。

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