実施例
KOD FX 実施例12 トランスジェニックマウステールからのジェノタイピング
【サンプル】
トランスジェニックマウステールライセート
<ご注意>
1. 熱アルカリ溶液の取扱には十分ご注意ください。
2. Proteinase Kを用いて調製されたライセートを直接
PCRに用いることはお勧めできません。
Proteinase KとSDSがPCR反応に悪影響を及ぼす恐れが
あります。
ご使用の場合、精製が必要となりますのでご注意くだ
さい。
右図方法にて調製したマウステールライセート2μL を50μL 反応系で使用
【反応条件とサイクル】
<反応条件>
終濃度
PCR grade water 9 μL
2× PCR buffer 25 μL 1×
2mM dNTPs 10 μL 0.4mM each
10pmol /μL Primer #1 1.5 μL 0.3μM
10pmol /μL Primer #2 1.5 μL 0.3μM
Mouse Tail Lysate 2 μL
KOD FX (1.0U/μL) 1 μL 1.0 U / 50μL
-----------------------------------------------------------
Total reaction volume 50 μL
<サイクル>
95℃ 2min.
↓
(95℃ 30sec., 60℃ 30sec., 72℃ 1min.)×40cycles
↓
72℃ 3min.
↓
4℃ ∞
【結果】
クルードサンプルに強いKOD FXと、アルカリ溶解法を組み合わせることにより、簡便にトランスジェニックマウスのタイピングを行うことができました。
【マウステールご提供】
神戸大学バイオシグナル研究センター 上山 健彦先生