実施例
KOD SYBR™ qPCR Mix 実施例7 ゲノムDNA相対定量
【データご提供】
日本大学 薬学部 ゲノム創薬学研究室 小林 秀昭 先生
【結果】
1. 融解曲線 (鋳型DNA 5ng)
KOD SYBR™ qPCR Mixでは融解曲線は1つのピークであったが、A社リアルタイムPCR試薬では複数のピークが認められた。
2. 増幅曲線
KOD SYBR™ qPCR Mix、A社リアルタイムPCR試薬ともにサンプルの量に応じて増幅が認められた。KOD SYBR™ qPCR Mixの方が増幅の立ち上がりが早く、また、飽和に達する近傍まで直線的に増幅が認められた。これに対し、A社リアルタイムPCR試薬では、途中から傾きが緩やかになってきた。
【サンプル】ゲノムDNA
【遺伝子名】A
【プライマー】 Primer1: 24mer, Tm 60℃、Primer2: 24mer, Tm 58℃
【ターゲット長】 533bp
【反応条件】
<KOD SYBR™ qPCR Mix> | <A社リアルタイムPCR試薬> | |||
KOD SYBR™ qPCR Master Mix | 5 μL | SYBR™ Green Master Mix | 5 μL | |
50×ROX reference dye | 0.2μL | Primer1 (10μM) | 0.2μL | |
Primer1 (10μM) | 0.2μL | Primer2 (10μM) | 0.2μL | |
Primer2 (10μM) | 0.2μL | 鋳型DNA | 1 μL | |
鋳型DNA | 1 μL | DDW | 3.6μL | |
DDW | 3.4μL | |||
Total | 10 μL | Total | 10 μL |
【PCRサイクル】
<KOD SYBR™ qPCR Mix>
98℃, 2 min.
↓
(98℃, 10 sec. - 60℃, 10 sec. - 68℃, 30 sec) × 40 cycles
↓
melt curve
<A社リアルタイムPCR試薬>
95℃, 20 sec.
↓
(95℃, 3 sec. - 60℃, 30 sec.) × 40 cycles
↓
melt curve
【測定機器】 StepOnePlus (ライフテクノロジーズ)
【コメント】
KOD SYBR™ qPCR Mixは、PCRに用いていたプライマーをそのまま利用できると思われた。このため利便性や汎用性が高いと感じた。
KOD SYBR™ qPCR Mix 製品ページ
実施例一覧ページ