実施例
KOD One 実施例17 ワンステップ法で調製した植物ライセートからの増幅
ワンステップ法にて調製したタバコ葉ライセートを用い、KOD One® PCR Master Mix (色素なし,入り) および従来品で、rbcL遺伝子の増幅比較を行いました。
※ワンステップ法でサンプル調製を行った場合、植物組織は完全には溶解しません。
【ターゲット遺伝子名と長さ】
rbcL / 1.3kb
【プライマー配列】
Forward Primer: ATGTCACCACAAACAGAGACTAAAGC
Reverse Primer: AAGCAGCAGCTAGTTCCGGGCTCCA
【反応液組成】 | (μL) | |
滅菌蒸留水 | Y | |
KOD One® PCR Master Mix | 10 | |
10pmol/μL Primer F | 0.6 | |
10pmol/μL Primer R | 0.6 | |
ライセート | 0.25~1 | |
Total Volume | 20 |
【サイクル条件】 | |||
98℃, 10sec. | 30cycles | ||
60℃, 5sec. | |||
68℃, 7sec. | |||
(5sec. /kb) |
従来品PCR酵素は、それぞれ推奨の条件にて実施しています。
【結果】
KOD One® PCR Master Mixでは良好な増幅が得られました。KOD FX Neoでは、同様の増幅が見られましたが、KOD -Plus- Neo は、ライセート1μlの場合は増幅が見られず、植物成分による阻害がかかったものと思われます。
M : 1kb DNA Ladder
1 :ライセート 0.25μL
2 : ライセート 0.5μL
3 : ライセート 1.0μL
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