Marker Gene Detection Kit

TOYOBO

価格表

Code No. 包装 価格(税別) キャンペーン
価格(税別)
保存温度 説明書
仕様書
SDS 法規制
MGK-101 1セット(200反応用) ¥90,000 ¥54,000 -20℃ なし

用途

● 実験動物用遺伝子マーカー検出

説明

  本製品は、理化学研究所バイオリソースセンターにて開発され
  た遺伝子組換え系統の交雑による意図しない遺伝的汚染を検出
  する方法1),2) を遺伝子組換え動物の利用者が誰でも簡単に自家
  検査できるようにしたキットです。

  本キットは遺伝子改変動物に導入頻度が高い9種類の代表的な
  マーカー遺伝子をマルチプレックスPCRにて増幅し、電気泳動
  にて遺伝子の有無を判定します。

  PCR酵素には、高効率・高成功率PCR酵素「KOD FX Neo」を
  採用しており、精製ゲノムDNAに加え、マウス尾(テール)・耳
  等のライセートからも高効率に検出することが可能です。
 

特長

● さまざまなサンプルを用いて高効率にトランスジーンを検出することができます。


【表1 検出対象動物および使用可能サンプル】


検出対象動物種 使用可能サンプル
マウス マウス尾(テール)・耳・培養細胞
ラット マウス尾(テール)・耳・培養細胞
ヒト 培養細胞

※ 上記以外の動物種では内部標準に使用しているトランスフェリンレセプター遺伝子が検出されません。
    マウス、ラット、ヒト以外の動物種のサンプルからは内部標準として使用しているトランスフェリン
    レセプター遺伝子は増幅されませんが、基本的に表2記載の遺伝子を検出することは可能です。

● 9種類のトランスジーンを同時に検出できます。

【表2 検出対象遺伝子】


遺伝子名

略称 備考 対象配列

 トランスフェリンレセプター遺伝子

Tfrc (IC)

内部標準
(Internal Control)

NM_011638

 βガラクトシダーゼ遺伝子

lacZ

レポーター遺伝子

NC_011750

 フリッパーゼ遺伝子

flp

組換え酵素

U46493

 Creリコンビナーゼ遺伝子

cre 組換え酵素

NC_005856

 ハイグロマイシン耐性遺伝子

hyg

薬剤耐性遺伝子

V01499

 ピューロマイシン耐性遺伝子

puro

薬剤耐性遺伝子

M25346

 ネオマイシン耐性遺伝子

neo

薬剤耐性遺伝子

NC_008460

 GFP (Green fluorescence protein)

GFP

蛍光タンパク質

U55763

 Cas9 (CRISPR associated protein 9)

cas9

切断酵素 3)

 IRES (Internal Ribosome Entry Site)

IRES

リボソーム進入部位

X74312



【表3 検出されるバリアント】
本キットでは以下の検出対象遺伝子のバリアントも検出されます。


検出されるGFPバリアント

検出されるFLPバリアント

 EGFP (Enhanced Green fluorescent protein)
 EBFP (Enhanced Blue fluorescent protein)
 ECFP (Enhanced Cyan fluorescent protein)
 EYFP (Enhanced Yellow fluorescent protein)
 Venus
 EmGFP

FLPe


 
※ 本キットで使用しているプライマーは表2に記載のGenBank等の配列を基に設計されています。
    表3に示すように主なバリアントに関しては検出されますが、部分配列の挿入やコドンユーセージが
    変更されている場合は検出できない場合もございます。予めご了承ください。

実施例

マウステールライセートを用いたマーカー遺伝子の検出


標準プロトコールとハイスループットプロトコールを用いて、下記系統のマウスのテールライセートを用いてマーカー遺伝子の検出を行いました。

解析したマウスの系統


マウス系統

マーカー遺伝子の有無

系統 1

-

系統 2

cre, GFP

系統 3

hyg, neo, GFP

系統 4

lacZ, neo, IRES



①標準プロトコールを用いた解析結果



②ハイスループットプロトコールを用いた解析結果

※内部標準(IC)として増幅します。マウス、ラット、ヒトのトランスフェリンレセプター遺伝子を増幅するように設計されています。
ICの増幅サイズは動物種により異なります。(マウス 1073 bp、ラット1071 bp、ヒト 1134 bp)

参考文献


1) Nakata H et al., Exp. Anim., 58: 437-442 (2009)
2) 吉木 淳,  実験動物技術:第49巻1号35-40 (2014)
3) A human codon-optimized SpCas9  Cong L et al., Science , 339(6121):819-23 (2013)
 

製品内容

Primer and Control template
 Primer Set 1    1.2 mL×1本
 Primer Set 2    1.2 mL×1本
 Control template     100μL×1本

KOD FX Neo [Code: KFX-201]*
 KOD FX Neo            200μL×1本
 2×PCR Buffer for KOD FX Neo
                             1.7mL×3本
 2 mM dNTPs         1mL×2本

*KOD FX Neo [Code: KFX-201]が1セット含まれます。

※50μLで反応を行なった場合、200反応用としてご使用になれます。

注意事項

PCRには製品に添付されているdNTPsまたは別売りのdNTPs Mixture (2mM) [NTP-201]をご使用ください。他のdNTPsでは、十分な性能が得られない場合があります。

ワンポイントアドバイス

FAQはこちら →


   トラブルシューティングは
こちら

※ 法規制について
毒: 毒物及び劇物取締法[医薬用外毒物]
国: 国民保護法[毒素]
劇: 毒物及び劇物取締法[医薬用外劇物]
組: カルタヘナ法(遺伝子組換え生物等の使用等の規制による
危: 消防法[危険物]
   生物の多様性の確保に関する法律)
P: PRTR法(化学物質排出把握管理促進法)[届け出義務物質]
申: ご購入時に申込書の提出が必要な製品
労: 労働安全衛生法[通知または表示義務物質]
なし: 上記法令や申込書の提出に該当しない製品

製品検索

人気キーワード


コンテンツ

  • 実験実施例
  • 実験サポート
  • 製品選択ガイド
  • 製品一覧
  • TOYOBO LIFE SCIENCE UPLOAD 情報誌
  • コーヒーブレイク
  • お問い合わせ・資料請求
  • TOYOBO バイオニュース メールマガジン登録
  • CELL APPLICATION, INC.
  • 東洋紡バイオ事業統括部 公式Twitterはこちら
  • PCRは東洋紡