製品別FAQ
【Marker Gene Detection Kit】
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Q 使用している酵素は何ですか?
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A
高効率・高成功率PCR酵素「KOD FX Neo」を採用しています。
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Q どんな動物種の遺伝子を検出できますか?
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A
マウス、ラット、ヒト由来の遺伝子を検出することができます。
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Q どんなサンプルを使用できますか?
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A
尾・耳(マウス・ラット)、培養細胞(マウス・ラット・ヒト)から簡易に調製したライセートをテンプレートとして用いることができます。また、培養細胞は細胞懸濁液を直接テンプレートとして用いることも可能です。
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Q アルカリ溶解法によるライセートの調製で、サンプルが完全に溶けないのですが、使用できますか?
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A
サンプルの表面が溶ける程度で、使用できます。
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Q 細胞懸濁液をサンプルとして使用する場合、どのくらいの量が必要でしょうか?
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A
必要に応じてトリプシン処理等で細胞を回収し、PBS(-)等で 1×10^4cells/μL前後になるように懸濁し、そのまま1 μLをPCRのテンプレートとして使用します。
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Q 精製したDNAをサンプルとして使用する場合、どのくらいの量が必要でしょうか?
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A
一般的に用いられているフェノール法やスピンカラム法などで精製されたDNAをテンプレートとして10~30 ngをご使用ください。
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Q ポジティブコントロールはどのように調製したらよいでしょうか?
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A
各反応液のテンプレートとして、DNA溶液の代わりにキット付属のControl templateを1 μL添加し最終反応液を50μLにします。
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Q ネガティブコントロールはどのように調製したらよいでしょうか?
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A
各反応液のテンプレートとして、DNA溶液の代わりに滅菌水1μLを添加し、最終反応液を50 μLにします。
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Q 反応液量のスケールダウンは可能でしょうか?
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A
推奨液量 (50 μL) よりも少ない液量で反応を行うと、マルチプレックスPCRの効率が低下したり、ターゲット間で増幅に偏りが生じたりすることがあります。正しい結果を得るため、推奨液量で反応を行ってください。
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Q 内部標準 (Internal Control)の遺伝子は何ですか?
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A
トランスフェリンレセプター遺伝子です。
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Q 内部標準の増幅が見られないのですが、どうしたらよいでしょうか?
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A
アルカリ溶解で調製したライセートを使用している場合は、更に5~10倍程度滅菌水等で希釈してご使用ください。精製ゲノムをご使用の場合は、10~30 ng/μL程度に希釈してご使用ください。
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Q ネガティブコントロールに増幅が見られるのですが、どうしたらよいでしょうか?
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A
キャリーオーバー汚染が発生している可能性があります。汚染源を特定し、汚染されていない試薬をご使用ください。また、汚染除去作業(拭き取り、UV照射等)を実施してください。
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Q エキストラバンドが見られるのですが、どうしたらよいでしょうか?
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A
テンプレート量を減らす、またはサイクル数を30~35サイクルの間で検討してください。