製品別FAQ

【KOD -Plus- Neo】

KOD -Plus- / KOD -Plus- Ver.2 との違いは何ですか?

酵素溶液に伸長エンハンサーが添加されており、増幅効率・伸長性が改善されております。また、伸長反応の時間も1 min./kb から 30 sec./kb に短縮されております。

正確性はどのくらいですか?

測定条件にもよりますが、KOD -Plus- 及びKOD -Plus- Ver.2同様、Taq DNA Polymeraseに対して、約80倍高いというデータがございます。

増幅できるターゲット長についての情報を教えてください。

条件にもよりますが、Genomic DNA;〜24kb (KOD -Plus- / KOD -Plus- Ver.2 では12kb)程度までの実績がございます。

PCR時の伸長反応時間の目安を教えてください。

30秒/kbをお勧めしています。
※PCR産物がスメアー状になる場合は、伸長反応時間を短くしてご検討ください。

プライマーのTm値の計算はどのように行えば良いですか?

最近接塩基対法(Nearest Neighbor method)を用いております。プライマーのTm値計算表(EXCEL)は、こちらからダウンロードいただけます。

増幅産物の精製はどのような方法で行えば良いですか?

フェノール/クロロホルム処理を行った後、エタノール沈殿を行うか、弊社の磁性ビーズを利用したDNA精製キット「MagExtractor TM -PCR & Gel Clean up-[Code No. NPK-601]」を利用すると便利です。

増幅産物をそのまま制限酵素で処理して、クローニングできますか?

増幅産物をクローニングに用いる場合は、制限酵素処理前に増幅産物の精製を行ってください。DNA Polymeraseが残存している場合、本酵素の持つ3’→5’ Exonuclease活性により制限酵素処理中に突出末端が削られる可能性があります。

PCR産物のTAクローニングは可能ですか?

本酵素のPCR産物は平滑化されているため、直接TAクローニングすることはできません。
クローニングには、KODシリーズ専用TAクローニングキット「TArget CloneTM -Plus-[Code No. TAK-201] 」をお薦めいたします。このキットを用いると精製なしでPCR産物を高効率でTAクローニングすることができます。

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