製品別FAQ

【KOD FX Neo】

KOD FX との違いは何ですか?

酵素溶液に伸長エンハンサーが添加されており、増幅効率・伸長性が改善されております。また、伸長反応の時間もクルードサンプルではない場合は、1 min./kb から 30 sec./kb に短縮されております。

正確性はどのくらいですか?

測定条件にもよりますが、KOD FX同様、Taq DNA Polymeraseに対して、約10倍高いというデータ>がございます。 

KOD FX Neoは最大どれ位の長さまで増幅可能ですか?

ヒトゲノムDNAを鋳型に40kbの増幅を確認しています。

長鎖ターゲットを増幅する際のコツはありますか?

>10 kbのターゲットの増幅には、長め(27mer以上)にプライマーを設計し、アニーリング(及び伸長反応)を比較的高い温度に設定します。特に、ステップダウンサイクル*での増幅が有効です。また、精製度の低いプライマーではなく、カートリッジ精製、もしくはHPLC精製グレードのプライマーのご使用をお勧めします。

プライマーのTm値の計算はどのように行えば良いですか?

最近接塩基対法(Nearest Neighbor method)を用いております。プライマーのTm値計算表(EXCEL)は、こちらからダウンロードできます。

増幅産物の精製はどういった方法で行えば良いですか?

フェノール/クロロホルム処理を行った後、エタノール沈殿を行うか、弊社の磁性ビーズを利用したDNA精製キット「MagExtractor TM -PCR & Gel Clean up-[Code No. NPK-601]」を利用すると便利です。

増幅産物をそのまま制限酵素で処理して、クローニングできますか?

増幅産物をクローニングに用いる場合は、制限酵素処理前に増幅産物の精製を行ってください。DNA Polymeraseが残存している場合、本酵素の持つ3’→5’ Exonuclease活性により制限酵素処理中に突出末端が削られる可能性があります。

PCR産物のTAクローニングは可能ですか?

本酵素のPCR産物はほとんどが平滑化されているため、直接TAクローニングすることはできません。
クローニングには、KODシリーズ専用TAクローニングキット「TArget CloneTM -Plus-[Code No. TAK-201] 」をお薦めいたします。このキットを用いると精製なしでPCR産物を高効率でTAクローニングすることができます。

PCR産物がウェルに残ってしまい、電気泳動がうまくいきません。

マウステールなど動物組織を直接増幅した場合、アガロース電気泳動でDNA 断片がウェルに捕捉され目的の位置に泳動されないことがあります。以下の手順で、Proteinase K処理を行ってから泳動することをお勧めします。

1) PCR産物50μLに対し、20 mg/mL Proteinase K 10μLを添加して混合します。
*特に添加後の静置は不要ですが、室温・5分程度くらいまで静置していただいても問題ございません。
2) 6×Loading Dyeを12μL添加して混合します。
3) ウェルに適量をロードして電気泳動を行います。

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