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PCRアンプリコンによるロングリードシーケンシング:様変わりしつつあるロングPCR
(演者: 公益財団法人かずさDNA研究所 常務理事 小原 收 先生)
2024年3月21日(木) 14:00〜15:00
詳細
DNAシーケンシング技術は、1980年代に化学反応を使ったマキサムギルバート法から酵素を使ったサンガー法へ、そして1990年代にはシーケンシングの読み取りがポリアクリルアミドゲル電気泳動からキャピラリー電気泳動へと変化してきました。そして次世代シーケンシングという酵素的な大量並列型のシーケンシング技術を経て、1970年代後半に生まれてから40年近い年月をかけて、ついに「1分子ロングリードシーケンシング」という物理学的計測法の原理によるシーケンシング法に辿りついたのです。
しかし、ロングリードシーケンシングの恩恵に預かるためには、シーケンスを決めるための長いDNAを調製しなければなりません。これは、特にターゲットシーケンシングを実施するためには、正に言うは易く行うは難しい作業でした。一番直接的な方法はロングPCRを使うことですが、このためにはPCR反応に時間がかかり、さらに得られるPCR産物の長さも10kb程度でないとうまくいかないことがしばしばでした。
本講演では、こうしたDNAシーケンシング技術の変遷をお話するとともに、このロングリードシーケンシングのための鋳型調製の問題を克服したKOD One® PCR Master Mix[Code No. KMM-101]の利用例をご紹介したいと思います。特に、お手軽にロングリードシーケンシングを実施できるオックスフォードナノポアテクノロジーズ社のFlongleというフローセルを用いた実施例をご紹介しながら、実際の疾患関連遺伝子解析への応用例をご紹介します。
こんな人におすすめ
NGSに興味がある方
ロングリードシーケンシングを行ってみたい方
疾患関連遺伝子解析に興味がある方
概要
Webinar名 |
PCRアンプリコンによるロングリードシーケンシング:様変わりしつつあるロングPCR |
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開催日時 |
2024年3月21日(木) 14:00〜15:00 |
使用するWebツール |
Zoom |
費用 |
無料 |
環境 |
PC・スマートフォン |
カリキュラム |
14:00 ~ 14:03 ご挨拶 14:03 ~ 14:53 PCRアンプリコンによるロングリードシーケンシング:様変わりしつつあるロングPCR |
定員 |
500名まで |
予約期間 |
2024年3月4日(月)~ 2024年3月19日(火) |
キャンセル期間 |
2024年3月4日(月)~ 2024年3月18日(月) |
注意事項 |
録画、録音はご遠慮願います。 |
お問い合わせ先 |
東洋紡(株) バイオプロダクト営業部 |
講師紹介
小原 收 先生
公益財団法人かずさDNA研究所 常務理事
1983年3月 京都大学理学部博士後期課程修了 生物物理学専攻 博士号取得
1983年4月 塩野義製薬株式会社 中央研究所
1986年11月-1988年11月 ハーバード大学 The Biological Laboratories (Prof. Walter Gilbert)
1994年4月 財団法人 かずさDNA研究所、解析技術研究室長
2001年11月-2020年3月 理化学研究所横浜事業所 生命医科学研究センター、統合ゲノミクス研究チーム、チームリーダー
2009年4月- 公益財団法人 かずさDNA研究所、副所長
2014年10月- 千葉大学未来医療教育研究機構 特任教授
2020年4月- 信州大学医学部クリニカル・シークエンス学講座特任教授
学会活動:日本免疫不全・自己炎症学会 顧問、日本オミックス医学会 理事、日本マススクリーニング学会理事
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