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医療に応用可能なExtracellular vesicle (EV)についての考察
(講師: 東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻 特任准教授 瀬尾 尚宏 先生)
2026年9月8日(火) 15:00~16:00
詳細
細胞外小胞(EV:Extracellular Vesicles)は、がん診断、ドラッグデリバリー、再生医療など、幅広い臨床応用への有望な材料として大きな注目を集めています。しかし、その治療への可能性が広がる一方で、培養上清や血漿中の非常に不均一なEV混合物から、特定の医療目的に最適化したEVをどのように選択的し単離するかという、いまだ十分に解決されていない重要な課題が残されています。このことは、臨床応用における安全性を確保するために特に重要だと考えられますが、合理的なEV選択戦略に関するコンセンサスは未だ十分に得られていません。
様々なEVサブタイプの中で、エクソソームは細胞間コミュニケーションや治療機能を担う、主要な生物活性集団の一つとして広く認識されています。エクソソームは、多胞体(MVB:Multivesicular Bodies)として知られる後期エンドソームコンパートメントの内部の、管腔内小胞(ILV:Intraluminal Vesicles)を由来とする、高度に制御された生合成経路を通じて生成されます。この厳密に制御された細胞内形成プロセスの結果として、エクソソームは粒子径100 nm前後と揃っており、比較的均一な物理的特性を示します。このことから、粒子サイズに基づく単離・選択戦略は、近年の臨床応用のためのEV調製において、ますます主流のアプローチとなることは間違いないと考えられます。
近年、粒子径50-2000 nmのEVから、粒子径150または200 nm以下のEVをエクソソームリッチなsmall EV(sEV)として、それ以上のEVをlarge EVとして扱う研究が広がりを見せています。本講演では、最新のエクソソーム形成機構について概説するとともに、医療応用に向けた最適なsEV分離法について考察します。
こんな人におすすめ
細胞外小胞(EV:Extracellular Vesicles)の研究に興味がある方
エクソソームリッチなsmall EV(sEV)の分離にお悩みの方
細胞間コミュニケーションの研究を行っている方
治療機能を持つエクソソームの分離に最適な方法を知りたい方
概要
Webinar名 |
医療に応用可能なExtracellular vesicle (EV)についての考察 |
|---|---|
開催日時 |
2026年9月8日(火) 15:00〜16:00 |
使用するWebツール |
Zoom |
費用 |
無料 |
環境 |
PC・スマートフォン |
カリキュラム |
15:00 ~ 15:03 ご挨拶 15:03 ~ 15:53 医療に応用可能なExtracellular vesicle (EV)についての考察 |
定員 |
500名まで |
予約期間 |
2026年7月27日(月)~ 2026年9月8日(火) |
キャンセル期間 |
2026年7月27日(月)~ 2026年9月7日(月) |
注意事項 |
録画、録音はご遠慮願います。 |
お問い合わせ先 |
東洋紡(株) 遺伝子試薬・診断薬事業部 国内試薬グループ |
講師紹介
瀬尾 尚宏 先生
東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻 特任准教授
1995年 東京大学 大学院医学系研究科 第三基礎医学修了
1995年 東京大学 医科学研究所 学振特別研究員
1997年 浜松医科大学 皮膚科学教室 助教、和歌山県立医科大学 皮膚科学教室 非常勤講師
2012年 三重大学 医学部 個別化がん免疫治療学教室 特任講師 及び ERATO 秋吉ナノトランスポータープロジェクトの研究員
2017年 CRESTの主たる共同研究者
2021年 PMDA科学委員会エクソソーム創薬の専門部会委員
2023年4月~ 東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻の特任准教授
2024年4月~ 日本細胞外小胞学会(JSEV)理事およびAMEDエクソソーム研究班品質ガイドラインWGメンバー
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