クイズの答え

答え… 3.ハムスター

自然界にもアルコールは存在しており、種や木の実は時間が経つと発酵してアルコールを発生させます。ハムスターなどのげっ歯類は冬になると巣穴にため込んだそれらを食べるため、アルコールを代謝できる能力を獲得していったと考えられています。

驚きなのは、その強さ。研究では、ハムスターに体重1 kg当たり7.5 gのエタノールを経口摂取しても運動機能にほとんど影響を与えなかったことが報告されています[Lupfer et al., 2015]。また別の研究では、3%から50%の異なる濃度のエタノール溶液を摂取させたところ、25%濃度を最も好んで摂取し、1日体重当たりのエタノール摂取量は16.1 g/kgにも及んだそうです[Piercy et al., 1995]。これは 体重60 kg、アルコール濃度12%のワインに換算するとおよそ10.2 L、ボトル14本分にも相当します!

というわけで、ハムスターとは飲み比べをしない方が良さそうですね。


参考文献
Gwen Lupfer, Eric S. Murphy, Zoe Merculieff, Kori Radcliffe, Khrystyne N. Duddleston. Adapting to alcohol: Dwarf hamster (Phodopus campbelli) ethanol consumption, sensitivity, and hoard fermentation. Behavioural Processes, 115(2015), pp. 19-24.
K. Todd Piercy, R.D. Myers. Female Syrian golden hamster: drinking of high concentrations of ethanol aversive to other mammals. Alcohol, 12 (3) (1995), pp. 207-211,

ハムスター

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