製品別FAQ

【CATAROSEV】

CATAROSEVはどのようなものですか?

東洋紡が開発したイオン交換機能/サイズ分離能を有する精密ろ過膜を用いたエクソソーム分離キットです。粒子のサイズと電荷を利用し、高純度なsmall EVを短時間で効率よく分離・回収することが可能です。

どのような特長がありますか?

他の手法と比較した表をお示しします。 
簡便に短時間で効率的にエクソソームを回収できます。

  CATAROSEV 超遠心分離法 磁気ビーズ法 沈殿法
手法   粒子サイズと電荷
  を利用し回収
  遠心力によりエクソ
  ソームを沈降させ
  分離回収
  抗体などを結合させた
  磁気ビーズによりエク
  ソソームを回収
  親水ポリマー等の
  添加によりエクソ
  ソームの溶解度を
  下げ遠心分離で回収
作業時間 ~30分 数時間~数日 ~数時間 終夜
操作性 ★★★ ★★ ★★★
回収量 ★★★ ★★
small EV
選択性
★★★ ★★ ★★★

※HEK293 細胞の培養上清10mLを用いての社内テスト結果

室温で保存できますか?

3ヶ月以内であれば室温での保存も可能です。

どのような試料から回収できますか?

培養上清、血清、血漿、果汁などから回収した実績がございます。
イオン強度が高くなければ、どのような試料からでも回収可能です。

1回で処理できる試料の量はどのくらいですか?

試料によって異なります。推奨量は次の通りです。
培養上清:10~15mL
血清・血漿:200μL

前処理は必要ですか?

試料により、前処理が必要なケースがございます。

<培養上清>
濁っていたり、大きい粒子を含む可能性がある場合は、ポアサイズ0.45μmのフィルターでプレろ過を行います。
10~15mLの培養上清を塩濃度調整バッファー*を用いて、塩濃度が0.1M程度になるように希釈します。

<血清、血漿>
室温、10,000×g で 5 分間、遠心後に上清を回収します。平衡化・洗浄バッファー*を用いて、上清100~200μLを50 倍以上に希釈します。

* Buffer Set for CATAROSEV [Code No. CTS-011] として提供しています。ご自身でご用意いただくことも可能です。

試料の塩濃度は、回収に影響を与えますか?

塩濃度が高い場合、回収率が低下する恐れがあります。塩濃度調整バッファーを*用いて、塩濃度が 0.1M(0.6wt%)程度となるように希釈します。

* Buffer Set for CATAROSEV [Code No. CTS-011] として提供しています。ご自身でご用意いただくことも可能です。

試料のpHは回収率に影響がありますか?

pHが7~8程度では、影響はないと考えられますが、pHが大きく傾いている場合は回収率影響が出る可能性があります。塩濃度調製バッファー*で希釈することを推奨します。

* Buffer Set for CATAROSEV [Code No. CTS-011] として提供しています。ご自身でご用意いただくことも可能です。

Buffer Set for CATAROSEV [Code No. CTS-011] を購入する必要はありますか?

いいえ。以下の情報に従って、ご自身でご用意いただいても構いません。

  5mol/L NaCl 1mol/L Tris-HCl
buffer(pH7.6)*
精製水
 塩濃度調整バッファー(塩濃度 0M) 0 vol% 1 vol% 99 vol%
 平衡化・洗浄バッファー(塩濃度 0.1M) 2 vol% 1 vol% 97 vol%
 溶出バッファー(塩濃度 0.3M) 6 vol% 1 vol% 93 vol%

*buffer は、Trisの他にHEPESを使用することも可能です。pHは 7.5 でも問題ございません。

small EV回収がうまくいかない場合の原因と対応方法を教えてください。

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