製品別FAQ
【腸内細菌遺伝子検出キット -プローブ検出- Ver.2】
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Q どのような菌種を検出できますか?
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A
サルモネラ、腸管出血性大腸菌、赤痢菌が検出可能です。
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Q それぞれの菌種でどのような遺伝子が検出されますか?
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A
サルモネラ:invA (血清型の判定はできません)
腸管出血性大腸菌:VT1, VT2, VT2vha, VT2vhb, VT2vp1 (血清型の判定はできません)
赤痢菌:ipaH (ipaH をもつ腸管侵入性大腸菌も検出します) -
Q 検出にはどのようなリアルタイム PCR 装置が必要ですか?
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A
FAM、Cy5、ROX、HEX 検出用チャネルを有し、全チャネルの同時検出が可能な機種 (Bio-Rad CFX96 TouchTM Deep Well等)が必要になります。
各チャネルで以下の遺伝子を検出します。
FAM:内部標準遺伝子(IC)
Cy5:invA 遺伝子(サルモネラ)
ROX:VT 遺伝子(腸管出血性大腸菌)
HEX:ipaH 遺伝子(赤痢菌) -
Q プールした検体を用いて検出することは可能ですか?
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A
50検体までプールしても検出は可能です。
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Q 6×Lysis Buffer が黄色に着色しているのですが、問題ないでしょうか?
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A
PCR 反応液への前処理済液添加の有無が視認するために着色しておりますので、問題ございません。
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Q -20℃で凍結保存のPCR Master Mix と5×Primer Probe Mix は、何回まで凍結融解が可能ですか?
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A
10 回程度の凍結融解の繰り返しは、品質に影響がないことを確認しています。
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Q 未使用の PCR Master Mix のチューブに 5×Primer Probe Mix を 400 μL を直接添加して使用することは可能ですか?
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A
可能です。
混合したPCR 反応液は4°Cで2週間、-20°Cで3か月保存できます。 -
Q 検体の前処理を行った液は保存可能ですか?
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A
すぐに PCR 反応液の調製ができない場合は、4℃以下に保存してください。
前処理済液は、室温で 24 時間保存後、4℃で 1 週間保存後までは結果への影響がないことを確認しております。
凍結保存も可能ですが、お早めにご使用ください。 -
Q キャリーオーバー汚染による偽陽性を回避するために、何を追加で購入すればよいですか?
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A
本製品では PCR で dTTP に替えて dUTP を使用し増幅産物を合成し、また、PCR Master Mix にウラシル DNA グリコシラーゼ(UNG)を含んでいますので、追加の製品の購入は不要です。