製品別FAQ
【MagExtractor -Viral RNA-】
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Q 試薬は冷蔵保存ですが、そのまま使用しても問題ないでしょうか?
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A
ご使用前にあらかじめ室温に戻してからご使用ください。
特に、溶解・吸着液は4℃にて塩が析出する場合がありますので、室温に戻した後攪拌し、析出した塩を完全に再溶解させた後にご使用ください。 -
Q 2-メルカプトエタノールを混合した溶解・吸着液は、どのくらいの期間、保存可能でしょうか?
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A
4℃保存で3か月間ご使用になれます。
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Q サンプルの種類と収量の目安を教えてください。
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A
対応サンプルは、血清、血漿です。
収量一例は以下の通りです。
対応サンプル 収量 血清 100μL 103copiesのHCVをPCRで検出 -
Q どのようなウイルスで精製の実績がありますか?
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A
C型肝炎ウイルス(HCV)・G型肝炎ウイルス(HGV)・AIDSウイルス(HIV)等のRNAウイルスです。
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Q 磁気スタンドがなくても精製できますか?
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A
簡易卓上遠心機にチューブをセットして3,000r.p.m.前後で約5秒間遠心を行うことで、磁気スタンドの代わりとして実施可能です。
遠心により粒子がほぐれにくくなることがありますので、攪拌時に粒子が懸濁されていることを確認してください。
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Q 取扱説明書記載のB/F分離とは具体的にどのような操作でしょうか?
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A
チューブを磁気スタンドにセットし磁性ビーズを磁石に寄せ、さらに何度か転倒混和することにより蓋についた磁性ビーズを完全に磁石に寄せます。
続いて、磁気スタンドごと軽く振り、蓋についた溶液を落とします。その後でピペットにて上清をとり除きます。
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Q 回収液中に微量の磁性ビーズが混入した場合でも使用可能でしょうか?
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A
RT-PCR等の解析に用いる前に一度軽く遠心し、上清をご使用ください。
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Q 試薬によって余るものや足りなくなるものがあります。パーツの単品販売はありますか?
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A
ございません。
試薬類は所定回数使用できるよう、実際の使用量より少し多めに入っております。
残った試薬は廃棄をお願いします。 -
Q このキットに含まれている磁性ビーズの代わりに、MagExtractor -RNA- に入っている磁性ビーズを使えますか?
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A
MagExtractorシリーズ製品に含まれる 磁性ビーズは、それぞれの抽出に特化しておりますので、他の製品の磁性ビーズを使用することはできません。
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Q 回収したウイルスRNAの含まれる上清はどのように保存したらよいでしょうか?
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A
すぐに使用する場合は氷上にて保存します。長期間保存する場合は、-20℃以下にて保存してください。
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Q うまく精製できない場合の原因と対応方法を教えてください。
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A
トラブルシューティングをご覧いただき、解決しない場合はお問い合わせください。
MagExtractor -Viral RNA- トラブルシューティング
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