製品別FAQ
【MagExtractor -RNA-】
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Q 洗浄液Ⅰ,洗浄液Ⅱを冷蔵保存している場合、そのまま使用しても問題ないでしょうか?
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A
必ず室温に戻してからご使用ください。
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Q 2-メルカプトエタノールを混合した溶解・吸着液は、どのくらいの期間、保存可能でしょうか?
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A
4℃保存で3か月間ご使用になれます。
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Q 取扱説明書に「溶解・吸着液中でRNAは安定です。」と記載がありますが、どの程度安定でしょうか?
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A
室温で一昼夜。4℃で1ヶ月。-20℃以下で1年安定であることを確認しています。
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Q DNase I 処理を氷上で行っていますが、反応するのでしょうか
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A
DNaseは氷上で十分に機能します。高温で反応させるとRNAの分解の原因になります。
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Q 主な対応サンプルと収量の目安は?
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A
以下の通りです。
主な対応サンプル 収量 純度(A260/280) 培養細胞 〜10μg/106 cells 1.9 ±0.1 組織 〜15μg/30mg 酵母 〜20μg/5 O.D. (660nm) -
Q 磁気スタンドがなくても精製できますか?
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A
簡易卓上遠心機にチューブをセットして3,000r.p.m.前後で約5秒間遠心を行うことで、磁気スタンドの代わりとして実施可能です。
遠心により粒子がほぐれにくくなることがありますので、攪拌時に粒子が懸濁されていることを確認してください。 -
Q 取扱説明書記載のB/F分離とは具体的にどのような操作でしょうか?
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A
チューブを磁気スタンドにセットし磁性ビーズを磁石に寄せ、さらに何度か転倒混和することにより蓋についた磁性ビーズを完全に磁石に寄せます。続いて、磁気スタンドごと軽く振り、蓋についた溶液を落とします。その後でピペットにて上清をとり除きます。
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Q 磁性ビーズのみ先になくなるのですが、単品販売はありますか?
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A
ございません。
試薬類は所定回数使用できるよう、実際の使用量より少し多めに入っております。
残った試薬は廃棄をお願いします。 -
Q このキットに含まれている磁性ビーズの代わりに、MagExtractor -Viral RNA- に入っている磁性ビーズを使えますか?
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A
MagExtractorシリーズ製品に含まれる 磁性ビーズは、それぞれの抽出に特化しておりますので、他の製品の磁性ビーズを使用することはできません。
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Q 末梢血リンパ球からもRT-PCRできるレベルのRNAが取れますか?
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A
2mLの全血から分離した末梢血リンパ球で、RT-PCRによりp53遺伝子の増幅を確認した事例があります。
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Q 全血、血清サンプルからの直接抽出は可能ですか?
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A
直接抽出では収量が非常に低くなります。
全血サンプルの場合、白血球のフィコール遠心分離等の操作が必要になります。 -
Q 大腸菌からの抽出は可能ですか?
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A
Lysozyme処理した大腸菌からのRNA抽出は可能ですが、電気泳動で確認できる程度のゲノムの混入が見られる場合があります。
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Q うまく精製できない場合の原因と対応方法を教えてください。
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A
トラブルシューティングをご覧いただき、解決しない場合はお問い合わせください。
MagExtractor -RNA- トラブルシューティング
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