実施例
KOD FX Neo 実施例9 ES細胞での遺伝子組換え判定
【データご提供】
群馬大学先端科学研究指導者育成ユニット
山本正道 先生
【サンプル】ES細胞のゲノムDNA
【サンプルの処理】
ES細胞をProKにて溶解した後、フェノール/クロロフォルム→クロロフォルム→イソプロパノール沈殿を行った後にTE溶液にて溶解した。
【遺伝子名】ROSA26領域に特定のcDNAをknock-inしている
【ターゲット長】7,011bp
【反応条件】
DW 11-X μL
2×Buffer for KOD FX Neo 25 μL
2mM dNTPs 10 μL
10 pmol/ml Primer F 1.5 μL
10 pmol/ml Primer R 1.5 μL
Template DNA X μL
KOD FX 1 μL
50 μL
【PCRサイクル】
※その他の試薬においては、取扱説明書に従い最適な条件にて実施した。
【コメント】
KOD FX Neoを用いた場合は通常のPCR条件(3-step cycle)でも検出可能だが、step-downのPCR条件にするとはっきりと検出可能である。対してA社高効率PCR酵素を用いた場合、今回は検出可能であったが、検出できる場合とできない場合がある。これはDNA量と酵素量に依存する感触を持っている。A社高効率PCR酵素は推奨量よりも2.5倍程度増量すると検出可能になるようである。A社Long PCR酵素では全く検出できない。
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