実施例
CATAROSEV 実施例5
末梢血から回収された細胞外小胞のMALDI-TOF MS解析
【データご提供】
国際医療福祉大学 福岡保健医療学部 医学検査学科(データ取得時)
順天堂大学 医療科学部 臨床検査学科
澁田 樹 様
健常人の末梢血由来サンプルを用いて、細胞外小胞(extracellular vesicles: EV)を他社エクソソーム精製試薬(ポリマー沈殿法)とCATAROSEV®の2種類の方法で分離し、得られたEVをMALDI-TOF MSにより解析しました。
EVの分離はキット推奨のプロトコルに従い実施し、得られたEVは以下の方法でMALDI-TOF MSに供しました。
【MALDI試料調製条件】
・マトリックス溶液
シナピン酸20 mgを49%アセトニトリル/1%トリフルオロ酢酸1 mLに溶解。
・測定
EVサンプルとマトリックスを混合し、MALDIプレートにスポット後、乾燥して測定。
【結果】


結果、CATAROSEV®で分離されたEVは他社ポリマー沈殿法で分離されたEVに比して不純物混入が少なく、MALDI-TOF MSの解析において、明瞭かつ再現性の高いスペクトルを得ることができました。
MALDI-TOF MSの解析では夾雑物の許容範囲は他の質量分析に比べ広いものの、再現性よく測定するためには対象物の量・純度が重要であり、CATAROSEV®を用いたEVの回収はMALDI-TOF MS解析に利用可能であると考えます。








