Can Get Signal 実施例7 ヒト扁平上皮癌細胞に発現するCytokeratin 19タンパク質の検出(ウェスタンブロット)
【データご提供】
京都大学大学院薬学研究科病態機能分析学 平沢真様
【実験方法】
1. サンプル
ヒト扁平上皮癌細胞
2. ターゲット
Cytokeratin 19 (40kDa)
3. タンパク質のウェスタンブロッ
ティング
●ブロッティング方法:セミドライ法
●メンブレンのブロッキング
(1)ブロッキング溶液:Blocking One
(ナカライテスク社製)
(2) インキュベート温度:室温
(3) インキュベート時間:1時間
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4. 抗体の反応
<1次抗体>
(1) メーカー名 :Santa Cruz Biotechnology
(2) 商品名 :anti-Cytokeratin 19 (RCK108)
(3) 希釈倍率:1/200
(4) 希釈溶液:TBS-T or Can Get Signal® Solution1
(5) インキュベート温度:4℃
(6) インキュベート時間:O/N
<2次抗体>
(1) メーカー名 :Serotec
(2) 商品名:Goat anti-mouse IgG1-HRP (Cat No.STAR81P)
(3) 希釈倍率:1/4,000
(4) 希釈溶液:TBS-T or Can Get Signal® Solution2
(5) インキュベート温度:室温
(6) インキュベート時間:1時間
5. シグナルの検出
ECL Plus [GE healthcare]
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【結果・考察】
従来法では目的タンパクのバンドはほぼ見られず、非特異的結合が非常に多かったが、Can Get Signal®使用時には、目的タンパクのバンドが強く確認でき、非特異的結合も格段に減少しました。また、別のヒト扁平上皮癌細胞においても目的タンパクが確認できました。
【コメント】
従来法と同じ方法で、抗体希釈液をかえただけでここまで変わることにすごく驚きました。
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