Can Get Signal 実施例5 マウス海馬内のNR2A (NMDA receptor subunit)発現量の検出(ウェスタンブロット)
【データご提供】
東京大学医科学研究所神経ネットワーク分野
【実験方法】
1. サンプルの調製
●サンプルの由来:マウスの海馬
●サンプル:Tissue Homogenate(細胞・組織
ライセート)
2. タンパク質のウェスタンブロッティング
●ブロッティング方法:セミドライ法
●メンブレンのブロッキング
1. ブロッキング溶液:0.5% Skim Milk in TBST
2. インキュベート温度:室温
3. インキュベート時間:1時間
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3. 抗体の反応
<1次抗体>
1. メーカー名 :Frontier Science
2. 商品名 :Anti NR2A
3. 希釈倍率:1/500
4. 希釈溶液:0.5% Skim Milk in TBST or Can Get
Signal® Solution1
5. インキュベート温度:4℃
6. インキュベート時間:O/N
<2次抗体>
1. メーカー名:GEヘルスケアバイオサイエンス株式会社
2. 商品名:anti-rabbit IgG HRP
3. 希釈倍率:1/4,000
4. 希釈溶液:0.5% Skim Milk in TBST or Can Get
Signal® Solution2
5. インキュベート温度:室温
6. インキュベート時間:1時間
4. シグナルの検出
ECLplus(GEヘルスケアバイオサイエンス株式会社)
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【結果・コメント】
175kDaにあるバンドがNR2Aのバンドを示しています。およそ2〜4倍くらい感度が上がりました。
この抗体はもともと特異性の高い抗体だったのですが、希釈倍率が低く、抗体の消費が激しかったので、Can Get Signal®を使えば、抗体の使用量を減らせそうなので、抗体の節約に役立ちそうです。
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