遺伝子検査用原料 rTaq DNA Polymerase

rTaq DNA Polymeraseは、大腸菌組換え体を用いて生産され、高純度に精製されたTaq DNA polymeraseです。“r”は“リコンビナント”を意味しており、通常のTaq DNA polymeraseとしてご使用になれます。

Hot Start用抗体が混合された酵素液や、Glycerol Freeの酵素液、凍結乾燥用の賦形剤入りBufferもラインナップしております。

酵素反応用bufferについて
Code No. QPK-1BS : dNTPs、Glycerolは含まれておりませんが、Mgを含みます。使用時に酵素、dNTPs、プライマーを添加し反応させてください。
Code No. QPK-2BS : dNTPs、Glycerolは含まれておりませんが、Mg、凍結乾燥用の賦形剤を含みます。使用時に酵素、dNTP、プライマーを添加し反応させてください。

酵素単品、バッファー・試薬との組み合わせ、包装サイズなどカスタマイズ対応が可能です。詳細はお問い合わせください。

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1.調製した試薬の凍結乾燥による影響(赤痢菌DNAの検出)

rTaq DNA Polymerase Hot Start <Glycerol Free> [Code No. TAP-319GF]と 2.5× Buffer for Taq Hot Start <Glycerol Free> Stabilizer plus [Code No. QPK-2BS]を用いてqPCR Mixを調製し、凍結乾燥前後の試薬を用いて、食中毒原因菌である赤痢菌 2,000, 400, 80, 16コピーについて検出を実施しました。その結果、凍結乾燥前後共に16コピーまで検出が可能でした。

2.弊社逆転写酵素と組み合わせたRSウイルスの検出

rTaq DNA Polymerase Hot Start [Code No. TAP-319ER]と 10× Buffer for Taq Hot Start [Code No. QPK-1BS]、弊社逆転写酵素ReverTra Ace^® [Code No. TRT-101]を用いて、呼吸器感染症の原因となるRSウイルス 2,000, 400, 80, 16コピーの検出を行いました。

上記の条件で実施したところ、グラフのような結果となり、十分な検出感度が示されました。
本製品は DNA 検出用の製品ですが、逆転写酵素と組み合わせることで、RNAの検出にも応用ができることが検証できました。