DNA/RNA断片の脱リン酸化に用いることができます。セルフライゲーションの防止に最適です。

大腸菌由来脱リン酸化酵素 E.coli Alkaline Phosphatase

価格表

Code No. 包装 価格 保存温度 取扱説明書
データシート
SDS 法規制※1
BAP-111 100U×1本 ¥15,000 -20℃ 取扱説明書 データシート 該当無し
BAP-111X5 (100U×1本)×5 ¥60,000 -20℃ 取扱説明書 データシート 該当無し

用途

●クローニングベクターのセルフライゲーション防止
●Kinaseによる[γ-32P]ATPを使ったDNA/RNAの5'端の標識の前処理
 

説明

本酵素は、分子量80,000~90,000、等電点(PI)=4.5、至適pH8.0であり、DNA及びRNAのリン酸モノエステル結合を加水分解する活性を示します。
ジリン酸エステル結合やトリリン酸結合には作用しませんが、ATP等のピロリン酸結合には加水分解活性を示します。阻害剤としては、キレート剤や無機リン酸が知られています。
本酵素は、ライゲーション反応にDNA断片の5‘末端のリン酸基が必要であることを利用して、制限酵素処理したベクターを脱リン酸化処理することによるセルフライゲーションの防止などに用いられます。
また、5‘末端標識プローブを作製するときに、あらかじめプローブの5’端のリン酸基を除去することによる、Kinaseと[γ-32P]ATPを用いる標識の効率の向上などにも用いられます。
 

特長

●高い耐熱性

本酵素は高い耐熱性を示し、平滑末端を有するDNA断片などの高温での長時
間の処理に適しています。
 

原理

参考文献

1)T. W. Reid and I. B. Willson, The Enzymes(3rd Ed.), 4: 373
2)A. Gaven and C. Levinthal, Biochem. Biophys. Acta., 38:470(1960)
3)K. Yoda et al., Agric. Biol.Chem., 44: 1213(1980)

製品内容

E.coli Alkaline Phosphatase
(0.1-1U/μl)
10×Buffer[BAP-1R]
 

形状:
50mM Tris-HCl (pH7.5)
50% Glycerol
10×Buffer [Code No. BAP-1R]組成:
   500mM Tris-HCl (pH8.0)
   10mM MgCl2

活性の定義:
25℃、1分に1M Tris-HCl(pH8.0)中で1μmoleのp-Nitorophenyl phosphateを加水分解する酵素量を1Uとします。

起源:
E.coli K12 SW1033/pk 1-5

純度:
本酵素2Uと1μgのλDNA/HindⅢ分解物とを、37℃で16時間反応させてもDNAの電気泳動パターンは変化しません。
本酵素2Uと2μgのtRNAとを37℃で16時間反応させてもtRNAの電気泳動パターンは変化しません。

基本反応条件

滅菌蒸留水Xμl
DNA 0.5~2.5μg
10×Buffer 10μl
Alkaline Phosphatase 10μl
Total Volume 100μl

37℃、60min.(5'突出末端)
60℃、60min.(3'突出、平滑末端)

ワンポイントアドバイス

●反応後のサンプルの精製
本酵素は耐熱性が高く、加熱処理による失活はできません。本酵素のライゲーション等への持ち込みは、大幅な効率低下の原因となるため、反応後のサンプルはフェノール処理を行うか、キットによる精製が必要です。キットとしては、MagExtractorTM -PCR & Gel Clean up- などをお勧めします。

●Calf intestine Alkaline phosphatase との性質の比較
Calf intestine Alkaline phosphatase の実施例を参照ください。

関連商品

(別売りパーツ)

品名 Code No. 包装 価格 保存温度 取扱説明書
データシート
SDS 法規制※1
E.coli Alkaline Phosphatase用 Buffer BAP-1R 1ml ¥1,000 -20℃ 該当無し

●脱リン酸化反応後のサンプル調製

品名 Code No. 包装 価格 保存温度 取扱説明書
データシート
SDS 法規制※1
MagExtractor -PCR & Gel Clean up- NPK-601 200回用 ¥28,000 室温 取扱説明書 SDS 該当無し
※1 法規制について
: 毒物及び劇物取締法に基づく医薬用外毒物です。
: 毒物及び劇物取締法に基づく医薬用外劇物です。
: 消防法に基づく危険物です。
: 御購入時に申込書の提出が必要な製品です。
: 「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」 (カルタヘナ法)に基づく組換え体または昆虫細胞組換え体で生産されたタンパク質です。
該当なし: 上記法令や申込書の提出に該当しない製品です。