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新型コロナウイルスに対する中和抗体と感染増強抗体
(演者:大阪大学微生物病研究所・免疫学フロンティア研究センター 免疫化学 荒瀬 尚 先生)
2021年10月28日(木) 14:00〜15:00

詳細
新型コロナウイルスはエンベロープ分子であるスパイクタンパク質の受容体結合部位(RBD)が宿主細胞受容体であるACE2と結合することにより、宿主細胞膜と膜融合を引き起こして細胞に侵入します。
RBDを認識しACE2との結合を阻害する抗体は中和抗体として感染防御に重要です。
実際、最近の抗体カクテル療法に用いられる抗体もRBDを認識する中和抗体です。
さらに、スパイクタンパク質のN末領域(NTD)に対する抗体の中にも感染を抑える中和抗体が見つかり、感染防御に重要な役割を担っていることが明らかになってきました。
一方、NTDに対する抗体の中にスパイクタンパク質の構造変化を引き起こしてACE2との結合性を高め、感染性を増加させる抗体が存在することが明らかになりました。
そこで、新型コロナウイルスに対する中和抗体と感染増強抗体に関して最近の知見を含めて紹介します。
こんな人におすすめ
感染症関連の研究を行っている方。
新型コロナウイルスの感染機構にご興味がある方。
概要
Webinar名 |
新型コロナウイルスに対する中和抗体と感染増強抗体 |
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開催日時 |
2021年10月28日(木) 14:00〜15:00 |
使用するWebツール |
Zoom |
費用 |
無料 |
環境 |
PC・スマートフォン |
カリキュラム |
14:00 ~ 14:45 新型コロナウイルスに対する中和抗体と感染増強抗体 |
定員 |
500名まで |
予約期間 |
2021年10月1日(月)~ 2021年10月27日(水) |
キャンセル期間 |
2021年10月1日(月)~ 2021年10月25日(月) |
注意事項 |
録画、録音はご遠慮願います。 |
お問い合わせ先 |
東洋紡(株) バイオプロダクト営業部 |
講師紹介
荒瀬 尚 先生
大阪大学微生物病研究所・免疫学フロンティア研究センター 免疫化学
1990年北海道大学 医学部 医学科を卒業後、すぐに大学院博士課程に進学(北海道大学免疫科学研究所)。
1994年より千葉大学 医学部附属 高次機能制御研究センター 遺伝子情報分野 助手、2000年カリフォルニア大学サンフランシスコ校 研究員を経て、2002年千葉大学 医学部大学院 医学研究院 遺伝子制御学 助教授。
2004年大阪大学 微生物病研究所 免疫化学分野 助教授、2006年大阪大学 微生物病研究所 免疫化学分野 教授を経て、2019年 4月より大阪大学 免疫学フロンティア研究センター 副拠点長。
第14回日本免疫学会賞、平成25年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞 (研究部門)、第63回野口英世記念医学賞受賞

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