製品別FAQ
【Blunting high】
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Q ベクターは入っていますか?
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A
入っておりません。
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Q どのくらいのDNA末端が処理できるのでしょうか?
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A
キットプロトコール推奨の10μlの反応系で、DNA末端10pmol(約2.7Kbの直鎖状pUC18 DNAの場合、約10μg)まで処理できます。
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Q 平滑化反応の時間はどのくらいが良いですか?
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A
2分間でプラトーに達し、30分間保持しても効率は変わりません。
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Q 制限酵素処理したDNA溶液をそのまま平滑化反応に使用できますか?
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A
H、M、L、TAバッファーを用いた反応液であればご使用できます。
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Q Taq DNA PolymeraseでのPCR反応溶液をそのまま平滑化反応に使用できますか?
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A
PCR反応液を一部取り、Taq DNA Polymeraseと同じUnit数のKOD DNA Plolymeraseを加え、72℃・2min. 処理します。10×Blunting Bufferの添加は不要です。
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Q 10×Blunting Bufferの組成は、KOD DNAPolymerase[Code No.KOD-101他]添付の10×Buffer#1または10×Buffer#2と同じでしょうか?
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A
組成は異なります。
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Q 10×Blunting BufferにdNTPsは入っていますか?
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A
2 mM (最終濃度0.2mM)で入っております。
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Q 各試薬を加える順番は考慮すべきでしょうか?
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A
先にKOD DNA Polymeraseを加えた場合、3'→5'exonucleaseが強く作用するため、KOD DNA Polymeraseは最後に加えてください。
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Q ライゲーション反応を行なう前に平滑化反応で加えたKOD DNA Polymeraseを失活させた方が良いですか?
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A
ライゲーション反応の16℃では、KOD DNA Polymeraseはほとんど作用しませんので、失活させる必要はありません。
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Q キット添付のLigation highでのライゲーション反応条件は、どのくらいが良いですか?
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A
Ligation highの標準的なライゲーション条件は16℃・30min.ですが、平滑末端のライゲーションであることと、平滑化反応溶液の持ちこみがあることより、16℃・1hr.の条件をお勧めいたします。
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Q ライゲーション反応後、サンプルはそのままエレクトロポレーションに使用できますか?
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A
エタノール沈殿や精製用キットでの脱塩操作が必要になります。