製品別FAQ

【PVDF Blocking Reagent for Can Get Signal】

PVDF Blocking Reagent for Can Get Signal®とはどんな試薬ですか?

ウェスタンブロッティングでの使用に最適化された、高性能ブロッキング試薬です。 本試薬は、人工合成ポリマーを主成分とし、タンパク性の成分を含みません。 当社免疫反応促進試薬Can Get Signal® Immunoreaction Enhancer Solution [Code No. NKB-101] と 組み合わせてご使用いただくことで、高いブロッキング効果を得ることができ、 良好な S/N 比の結果を得ることが可能です。

この試薬はどのように使用するのですか?

ウェスタンブロットのブロッキングにおいて、希釈せずにそのまま用いることができます。 トランスファー終了後の膜を、本製品に浸し、通常のブロッキング操作を行ってください。 なお、抗体の種類、濃度等によっては、2 倍~5 倍程度に希釈しても十分なブロッキング効果が 得られる場合があります(希釈には蒸留水を用いてください)。

どんな免疫アッセイに応用可能ですか?

ウェスタンブロット以外の用途(ELISA) にもご使用になれます。その他の免疫アッセイは確認したことはございません。

アジ化ナトリウムは入っていますか?

本製品には、0.1%アジ化ナトリウムが含まれています。通常の使用法では反応に影響はありませんが、1次抗体にペルオキシダーゼが標識された抗体を用いる際、ブロッキング後の洗浄が不十分ですと酵素活性に影響を及ぼす場合があります。プロトコールに従って洗浄操作を十分に行ってください。

Can Get Signal® と一緒にしか使用できないのですか?

通常の抗体希釈バッファーを用いたウェスタンブロットにもご使用いただけます。ただし、バッファーの成分によってはブロッキング効果が多少低下する場合があります。

どのような膜で使用できますか?

使用できる膜は、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)膜、ニトロセルロース膜などです。特にPVDF膜で強い効果を発揮します。ウェスタンブロット以外の用途(ELISA 等)にもご使用可能です。

ブロッキングについてアドバイスはありますか?

ブロッキングの条件によって、特異性、感度などが大きく異なることがあり、抗体の選択とあわせて、その選択はきわめて重要です。 ちなみに、抗リン酸化タンパク質抗体にて検出するような場合は、リン酸化タンパク質であるカゼインを含むブロッキング剤を 用いないような注意も必要です。そのような場合、完全合成のブロッキング剤である PVDF Blocking Reagent for Can Get Signal® を 用いると便利です。

ブロッキング後の洗浄を省略することができますか?

1次抗体の希釈液とブロッキング液が同じ(もしくはかなり近い)場合は省略可能ですが異なる場合は洗浄が必要になります。

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