製品別FAQ

【Can Get Signal immunostain】

Can Get Signal® immunostainとはどんな試薬ですか?

免疫染色専用の抗原抗体反応促進試薬です。染色時におけるシグナル向上効果や、バックグラウンド抑止効果があります。組織や細胞の免疫染色(免疫組織化学、免疫細胞化学、蛍光抗体法)に用いることができます。

Solution AとSolution Bはどのように使い分ければよいですか?

Solution ASolution Bは、サンプルや抗体の種類により、それぞれ異なる促進効果を示します。より適した方を選択してご使用ください。どちらの溶液が適しているかは、 両液が少量ずつセットになった『Starter Set [Code No. NKB-401]』をご使用頂き、予備検討を行った上で判断いただくことをお勧めします。

なぜシグナルが増強されるのですか?

Can Get Signal®は塩濃度やpH、添加剤などを抗原・抗体反応に最適化することにより、解析におけるシグナルを向上し、バックグラウンドを低減するよう改良されたバッファーです。

※抗原に作用して抗原性を高めたり、検出系の感度を高めたりする作用はありません。

本製品はどのように使用するものですか?

これまでご使用になられていた抗体希釈バッファー(PBSなど)の代替として、本試薬で抗体を使用濃度に希釈し、抗原と反応させてください。この操作以外に特別な操作を追加する必要はありません。本試薬は1x濃度で調製されていますので、そのまま使用することができます。
本製品の効果は、サンプルの形態(細胞、FFPE切片、凍結切片など)、抗原の種類、抗体の種類等に大きく依存しますので、抗体濃度や反応時間、蛍光染色であれば撮像時間などの条件を検討することで、

従来よりも改善された染色像を得ることができるようになります。

どのようなサンプルの染色に使用できますか?

ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)切片、凍結切片、培養細胞など、さまざまなサンプルの染色にご使用可能です。 各サンプルを使用したユーザー実施例はこちらからご覧いただけます。

検出法はどのようなものが使用可能ですか?

発色系、化学発光系、および蛍光など、あらゆる検出系に用いることができます。ペルオキシダーゼやアルカリフォスファターゼ等の標識酵素の活性にも影響を与えません。

抗原の賦活化は必要ですか?

抗原の賦活化は、サンプル(主に組織)の構造を変化させることで、抗体と抗原が物理的に接触できる環境にするために行うものですので、これまで賦活化が必要であったサンプルにおいては、同様に賦活化を行う必要があります。

バックグラウンドが上がってしまうのですが。

本製品を用いた場合の効果は、サンプルの形態(細胞、FFPE切片、凍結切片など)、抗原の種類、抗体の種類等に大きく依存しますので、バックグラウンドの増加が見られる場合は、抗体濃度を減らす方向で検討してください。また、反応時間、蛍光染色であれば撮像時間などの条件を検討してください。

ブロッキング剤を溶解して使用することはできますか?

バックグラウンドの増加が起こりやすい実験系では、本試薬にブロッキング剤を溶解して使用することもできます。

ブロッキング剤としてはどのようなものが使用できますか?

ブロッキングには、免疫染色に用いられる一般的なブロッキング剤(正常血清、BSA、およびスキムミルク等)を用いることができます。

この試薬をブロッキング剤として使用できますか?

本試薬にはブロッキング効果はありません。

既に使用濃度に調製されている2次抗体液を使用する場合はどうすればよいですか?

本試薬を1次抗体の反応にのみ使用してください。ただし、調製済み2次抗体液を希釈して使用したい場合は、本試薬を用いて希釈することも可能です。

アビジン-ビオチン反応の促進効果はありますか?

本試薬には、アビジンとビオチンの反応を促進する効果はありません。

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