実施例
KOD SYBR™ qPCR Mix 実施例2 長鎖ターゲットの検出
●2kbターゲットの解析
KOD FXシリーズやKOD-Plus-シリーズで増幅可能なプライマーを用い、約2kbのターゲットの増幅を実施しました。その結果、Taq DNAポリメラーゼを用いる従来品では増幅困難な約2kbのターゲットでも本品では定量的な増幅が認められました。
図1. 長鎖ターゲットに対するリアルタイムPCR(ABI StepOnePlusTM使用)
●増幅長が異なるターゲットの解析
ヒトゲノムDNAを鋳型にβ-アクチン遺伝子上の増幅長が異なるターゲットの増幅、及び融解曲線解析を実施しました。その結果、60bp~約1kbまでの増幅産物が得られ、74~87℃の幅広い温度域で今回増幅した増幅産物の識別が可能でした。そのため、増幅長を変え融解温度に差異が生じるようにプライマーを設計することでワンチューブで複数のターゲットの検出が可能となります。この融解曲線の差異はGC含量に左右されますが、増幅産物のTm値を計算することで予測可能です。
図2. 増幅長が異なるターゲットを用いた解析(ABI 7500使用)
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