実施例

Blend Taq 実施例4 コロニーダイレクトPCRによるインサートチェック

大腸菌コロニーを鋳型とするインサートチェックPCRへ本酵素を応用した例をご紹介いたします。

【方法】
弊社TAクローニングキット:TArget CloneTM [Code No. TAK-101]を用いて、pTA2 Vectorに4.5kbのPCRプロダクトをクローニングした後、コロニーダイレクトPCRを行って、インサートの有無を確認しました。(宿主大腸菌:JM109)

プライマー配列
(プライマーはベクター上に設計)

F primer:
TCGAGGTCGACGGTATCGAT
(20mer GC=55%)

R primer:
CGCTCTAGAACTAGTGGATC
(20mer GC=50%)
 

反応液組成 : (μL)   サイクル条件 :    
  D.W. 21.9      94℃, 4min.    
  10×Buffer   3         ↓    
  2mM dNTP   3     94℃, 30sec. 30 cycles
  Forward primer (10pmole/μL)   0.9     55℃, 30sec.
  Reverse primer (10pmole/μL)   0.9     72℃, 4.5min.
  Blend Taq®   0.3          
     
  Total 30      


【結果】
  PCR産物5μLを1%アガロースゲルで解析しました。4つのコロニーにおいていずれも良好な結果を得ることができ、3コロニーにインサートが挿入されていたことが確認できます。プライマーダイマーの生成はほとんど見られませんでした。

  またデータは示しておりませんが、精製後のシーケンス結果も良好でした。


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