5'→3'Exonuclease活性ドメインを欠失させたDNA polymeraseⅠです。

大腸菌由来DNA合成酵素 Klenow Fragment (DNA Polymerase I,Large Fragment)

価格表

Code No. 包装 価格 保存温度 取扱説明書
データシート
SDS 法規制※1
PLA-111 400U×1本 ¥15,000 -20℃ データシート 該当無し

用途

●2本鎖DNA末端の平滑化
●プライマー法による変異導入
●ランダムプライマー法などによる標識DNAプローブの作製
●ダイデオキシ法シーケンス
 

説明

本酵素は、Polymerase活性と弱い3‘→5’Exonuclease活性を有しており、この性質を利用して様々な用途に用いられます。5‘→3’Exonuclease活性を完全に欠損し、ddNTPの阻害を受けにくいことからダイデオキシ法によるシーケンス反応などにも適しています。
 

原理

参考文献

1)C. C. Richardson et al., J. Biol. Chem., 239: 222(1964)
2)H. Klenow et al., J. Biochem.,22: 371(1971)
3)H. Klenow et. al., J. Biochem.,45: 623(1974)
4)F. Sanger et al., Proc. Natl.Acad. Sci. USA, 74: 5463(1977)
5)J.Sambrook et al., Molecular Cloning(A Laborartory Manual),108, Cold Spring Harbor Laboratory
 

製品内容

Klenow Fragment (1-10U/μl)
 

形状:
50mM KPO4(pH7.0)
0.25mM DTT
50% Glycerol

活性の定義:
poly(dA)(: dT)合成コポリマーを鋳型/プライマーとして、37℃、PH7.4において30分に10nmoles の全オリゴヌクレオチドを酸不溶性画分に取り込む酵素量を1Uとします。

起源:
E.coli 組換体

純度:
本酵素10Uと1μgのsupercoiled φx174 DNAを、37℃で4時間反応させてもDNAの電気泳動パターンは変化しません。
 

注意事項

本酵素は、希釈による活性低下は少ないですが、攪拌に弱い傾向にあります。よって、ボルテックスミキサー等による強い攪拌は避けてください。
 

備考

10×Bufferとして以下の組成をお薦めします。

500mM Tris-HCl (pH7.5)
100mM MgCl2
1mM DTT
500μg/ml BSA

ワンポイントアドバイス

●ニックトランスレーション法について
本酵素には、5'→3'Exonuclease活性がないため、DNA PolymeraseⅠと異なりニックトランスレーション法に用いることはできません。

●2本鎖DNA末端の平滑化
本酵素によって、2本鎖DNAの平滑化を行う場合には、3'→5'Exonuclease 活性による平滑化の場合でも、5'→3'Polymerase活性による平滑化(フィルイン)と同様に反応液にはdNTPs(最終濃度50~100μM)を加えます。
ただし、本酵素の3'→5'Exonuclease活性は弱いため、突出部分の削除による平滑化には Blunting high あるいは T4 DNA Polymerase の使用をお勧めします。
 

※1 法規制について
: 毒物及び劇物取締法に基づく医薬用外毒物です。
: 毒物及び劇物取締法に基づく医薬用外劇物です。
: 消防法に基づく危険物です。
: 御購入時に申込書の提出が必要な製品です。
: 「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」 (カルタヘナ法)に基づく組換え体または昆虫細胞組換え体で生産されたタンパク質です。
該当なし: 上記法令や申込書の提出に該当しない製品です。